このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(125文字)
若い頃の体験をベースとした生々しい怪談。 製材工場に勤めていた主人公は、明らかに使い物にならない木材が置かれているのを発見する。 廃棄を提案すると、工場長はその理由を語り始める…… 舞台設定といい、原理といい、何とも言えない現実味があります。 日本の建築関係というのは、樹木に限らず、井戸であったり、祠や首塚であったり、タブーが数多くありますからね…… せめて穢木に縁のないことを祈って……
怪談ものとしては、長けている内容です。