めぐる季節、微笑みのかけら。

やさしい語り口ではじまって。

親しみやすい主人公さま、まわりのみなさん。
魔法のような不思議なちからは、丁寧な描きかたでごく自然に、あたりまえのようにそこにあって。予期せぬ婚姻、夫となるひとのこころをゆっくりとひらいて、ぎゅっとなるような事件をみなで解決して、そうして。

穏やかで、しずやかで、ことばなどかける必要もないほど満たされた愛を、家族のつながりのなかで、見つけ出して。

季節が巡る。
春と冬が、巡る。

しずかに、やさしく、穏やかに。
微笑みのかけらがあつまったら、きっと、こんなおはなしになると思います。

大好きです。
わたしは、このおはなしが、大好きです。

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