春の日のように、優しくあたたかな物語。

マルーシャはある日、少女ミュシカとその伯父ダニールに出会いました。
二人がマルーシャに告げたのは驚きの事実。売れない時計職人の父と共に庶民的な生活を営んでいたマルーシャですが、実はなんと、春につながる妖精だったのです!
マルーシャとダニールは出会ってすぐに惹かれ合い、なんと交際0日で結婚することに。
姪のミュシカと三人で、さっそく新婚旅行の始まり始まり……。


本作は、とにかく優しい読後感が素敵です。

言葉選びやキャラクター達の言動がふんわりとして優しく、ページを捲るたびに微笑みが止まりません。(もちろん危機もありますが!)
春につながるマルーシャの物語は、春の日差しのように優しくあたたかで、いつまでもずっと見守っていたいほどです。

読み終えた時、きっと皆様の心にも春が訪れるはず!
おすすめです。

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