概要
様々な人間がそれぞれ何かに執着するサスペンス
「一連の殺人事件は、私が主犯です」
連続撲殺事件の犯人を追っていた森警部補に、自首をしてきた高倉有隆。
高倉有隆は連続女性誘拐殺人事件の犯人である弟の、高倉有理の証拠隠滅に加担した過去のある共犯者で、加害者遺族だ。高倉有理は事件後焼身自殺をし、高倉有隆は証拠隠滅罪で懲役二年、執行猶予三年で釈放された。罪を告白する言葉を聞いている森警部補は、アリバイのあるはずの高倉有隆を不信に思うが怒りが込み上げる。
森警部補は道警に勤務をしていた。ある日女性が通り魔に襲われ死亡しているとの通報を受け現場に向かうが、その女性は自分の妻だった。
様々な人間の視点から描かれる、絡み合う人間心理を描いたサイコサスペンス。
※二重感嘆符の続編。単体でも読めるように作成しました。
※続編「バックオリ
連続撲殺事件の犯人を追っていた森警部補に、自首をしてきた高倉有隆。
高倉有隆は連続女性誘拐殺人事件の犯人である弟の、高倉有理の証拠隠滅に加担した過去のある共犯者で、加害者遺族だ。高倉有理は事件後焼身自殺をし、高倉有隆は証拠隠滅罪で懲役二年、執行猶予三年で釈放された。罪を告白する言葉を聞いている森警部補は、アリバイのあるはずの高倉有隆を不信に思うが怒りが込み上げる。
森警部補は道警に勤務をしていた。ある日女性が通り魔に襲われ死亡しているとの通報を受け現場に向かうが、その女性は自分の妻だった。
様々な人間の視点から描かれる、絡み合う人間心理を描いたサイコサスペンス。
※二重感嘆符の続編。単体でも読めるように作成しました。
※続編「バックオリ
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!誰でも被害者にも加害者にもなり得る……
自殺した連続女性殺害犯の弟を持つ「加害者遺族」の男が見舞われるさまざまな理不尽劇。その一方で、男に対する嫌がらせやストーカー行為に走る被害者遺族が、ネット掲示板の管理人に誘われて犯罪に駆り立てられていく。その先に姿を現わす意外な黒幕の正体……やや、正体が分かるのが早い気もしましたが、登場人物の秘密が解き明かされる中で、もともとは被害者だった人々が加害者に仕立てられていく展開が面白く、黒幕が分かった後も、流れに身を任せるように読み進むことができました。
テーマも問題意識も明確。いい意味で裏切られることの連続で、楽しめる作品だと思いました。シリーズ作品のようなので引き続き拝読させていただきたいと…続きを読む