懐かしい人には懐かしい海外本格SFの雰囲気がある作品です

スケールにおいて、そして読み手の好奇心や童心をくすぐる演出において、
1960、70年代のSFのような作品だなあ。
と、私は思ってます。誉め言葉として。

私が久しく本格SFを読んでいないので、語る資格もないかも知れませんが、
SFってどんどんスケールが小さくなってる気がするんですよね。
現実がどんどん進化して、その知識を元にリアルな未来を想像し創造するのは良いのですが、それが過ぎるというか。

この作品は、「4000万人を乗せた超巨大な船」が、「3万年の時」を経て「他の惑星系」へと向かい、そして知的生命の存在する惑星でコンタクトを果たす。
細かな演出でミクロに縮んでしまった現代SFに対して、とことんマクロなのです。
そんなとんでもなく巨大な風呂敷の上で、いったいなにが起こるのか。
どんな結末を迎えることになるのか。

あれこれえらそうに語ってしまいましたが、私まだ序盤の方です。
もっと読んでからと思ってたんですが、膨らむ期待に背中を押されてついレビュー書いちゃいました。

さ、物語を追いかけるぞっ。

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