恋散れども

女性の心理、良い所も、イヤな所もこの短い一句で私の心を突き刺して来ます。

句のあとの解説？　作者の思いも読むと更に響いてきます。　昔の切ない恋愛を思い出してしまう物もあり、ちょっぴり切なくなるけれど、何故か後味悪くないのよね。

膝に乗る　ねこが私の　恋敵
雪うさぎ　独り作りし　赤い目で

はい、ここで一句
↑コレ読んで　ムムっときたら　読んでみて

お後がよろしいようで♡

心を写す鏡のように句に込めた想いが溢れ出す。

切なく
淡く
儚く
そしてどこか愛おしい

木漏れ日の隙間から覗く陽光のような出逢い
三日月に願う愛の欠片
水面に映る反対の月
落ちゆく葉に懸命に手を伸ばす

鏡の中の自分はどんな顔をしているだろうか。
そんな事は分かりきっている。

鏡像の己と目が合い通じ合う
『まだ終わっていない』と。

　一口に恋の別れと言っても、相手も別れ方も、そして別れの後の気持ちも様々。 音無 雪様の描かれる幅広い恋の別れのカタチに感嘆させられました。特に別れた後も相手を思う余韻のある句に心を掴まれます。

「恋」を語るのであれば
短歌が良い。
そう作者様は書かれていました。

でも、あえて
「5・7・5」の俳句で魅せる
その恋の句は鮮烈で。

短歌・俳句コンテストで多くの恋の歌が詠まれています。

でも、そのなかでこの句集は本当に突き刺さってきました。（フォロワーさんの作品だから贔屓目も当然あるけれど）

失恋であったり、叶わない恋の歌が多いなか
本当に胸に突き刺さってくるんです。

命恋せよ乙女、とはよく言ったもので。
（もともとは「ゴンドラの歌」より）

でも、でもこの句に宿る感情は永遠に散らない

ずっと突き刺ささって。
忘れていた感情を思い出させてくれる
そんな気がするのです。


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楽しく拝見いたしました。

僕も自作の短歌で聖母マリアがバラのお風呂に入っているシーンを書いてみてます。
キリスト教ではマリアは聖母であって、一人の女性として考えてはいけないというタブーがあります。
時代性として、ちゃんとひとりひとりが個人として尊重してほしいと感じているのかもと思ってしまいました。

切ない恋の歌が多いです。

でも、その中で、何処か芯があって、ただ、失恋を悲観しているような歌では決してないと私は感じました。
とても素敵な詩たちです。
貴方も是非読んでみてください。