命短し恋せよ乙女？　でもこの句に宿る感情は永遠に散らない

「恋」を語るのであれば
短歌が良い。
そう作者様は書かれていました。

でも、あえて
「5・7・5」の俳句で魅せる
その恋の句は鮮烈で。

短歌・俳句コンテストで多くの恋の歌が詠まれています。

でも、そのなかでこの句集は本当に突き刺さってきました。（フォロワーさんの作品だから贔屓目も当然あるけれど）

失恋であったり、叶わない恋の歌が多いなか
本当に胸に突き刺さってくるんです。

命恋せよ乙女、とはよく言ったもので。
（もともとは「ゴンドラの歌」より）

でも、でもこの句に宿る感情は永遠に散らない

ずっと突き刺ささって。
忘れていた感情を思い出させてくれる
そんな気がするのです。


読みながら「じぃん」とした何かを感じたら
きっと作者様が「素敵な恋をしたのですね」と寄り添ってくれます。

「恋散れども」のその先を
歩ませてくれる。

そんな素敵な句集でした。
（一句部門ですが、句集と言って差し支えのない、純粋な恋の歌で溢れてます）