華に嵐の 例えもあるが恋の嵐は 避けられぬ逢瀬は断てど 想いは絶てず心に綴る 戀の文日本の文化。美しい言の葉が織りなす、雅な響き。その中に綴られる切ない想いの恋の詩。重ねられていく、短歌の音色に、その心象が映し出されていくかのような……そんな作品です。五七で定められた、その音の美しさを、ぜひ一度口にして詠んでいいただきたいです。
言葉が美しい……、和です、古風です。でも、うたわれているのは、現代の恋模様。好きで。心底好きになって。でも、別れて。忘れられなくて……。という、昔も今もかわらぬ、恋愛です。それが、古文チックな言葉で、綺麗にうたいあげられています。他の方のレビューにあるとおり、声に出して読むと、その響きの美しさに、はっとさせられると思います。ぜひ、ご一読を!
音がすばらしいのです。日本語の美しさをぞんぶんに浴びた作品で、読み終わった後心地よい脱力感に襲われました。この作品を書くのにどれくらい時間をかけたのでしょうか。作者様の作品を書くペースを考えると、すぐ出来てしまったのかな? などと勝手に想像してしまいます。私には出来ない!もっと勉強しないと!あらためて、作者様の言葉の知識やとらえ方のセンスに脱帽してしまいました。
素晴らしい作品。短歌はその時代に生きた人の感情、その時代に生きた人と人の心の通わせ方を後世に伝え残すもののような気がします。美しい日本語。魅力的な感情の描写。千年後に残っていてもいいと思います……
恋っていいな、って思えるのは若いうちだけ。大人になると、なんだか恋って痛い。その痛みと、甘い幻想との狭間で揺れるばかり。戀文。まさにそのもので、言葉が出てこない。鳥肌立ちました。どうぞ皆様、西しまこワールドにおいでください。是非!!
ながなが、ことばを送るべき作品ではありません。作者さまの、とおいとおい時間、なつかしい色、そうして現地点から振り返ったときに、髪を揺らした、あのときの風がもういちど、記憶をはこんできて。ときは、ながれるのです。想いをのせて、存念とうらみと、からだ全部をふりしぼった、そらと同じおおきさの恋とともに。いつまでも、いつまでも。
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