田舎に引っ越してきた裕佳子は早朝の弓道場で「袴の君」を見かけます。 幻か霊のような存在。しかし裕佳子は仲がいいクラスメイトの川野君を見て、あることに気づきます。 次第に明らかになっていく事実。それが透明感のある文章で儚げに綴られます。 とても心魅かれる作品でした。続編に期待です。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(316文字)
袴姿である、弓道部の幽霊もそうですが、物語の途中で触れる恋愛関係……事の顛末を予想して読んでいたのですが……自分の予想とは大きく違いました(笑)徐々に紐解かれいくミステリーでありつつ、読んでてい…続きを読む
勿体ない勿体ないと思いながら、ついつい最後まで一気に読んでしましました。とても丁寧に書かれていて、淀みなく心地よく流れていく物語です。瑞々しくもあり、ちょっと切なくて何か自分の奥の方にずっとあっ…続きを読む
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