透明感のある物語

 田舎に引っ越してきた裕佳子は早朝の弓道場で「袴の君」を見かけます。
 幻か霊のような存在。しかし裕佳子は仲がいいクラスメイトの川野君を見て、あることに気づきます。
 次第に明らかになっていく事実。それが透明感のある文章で儚げに綴られます。
 とても心魅かれる作品でした。続編に期待です。

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