概要
双子とかそんなの、別にカンケーないじゃん。双子だったらなに?
上級生とのトラブルにより停学処分になっていた俺は、放課後の廊下で学園の姫ことタチバナミキから突然連絡先の交換を求められる。誰もが認める美少女である彼女は、ちょっとした問題児である俺とはまるで接点がない雲の上の存在。なにかの勘違いだろうと思いながら、俺は帰り道に男子トイレに立ち寄った。するとそこでは、タチバナミキが数人の男子生徒を前に怪しげな集会を開いていた。薄暗い部屋で微笑んだ彼女は、かの学園のお姫様とは少し様子が違って……。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!本当はもっと書きたかったレビュー!!
主人公は父親とのトラブルで少し性格が曲がり、斜に構えた雰囲気があります。冒頭で既に停学処分になっていたこともわかりますが、そのひねた視点がまずこの物語の魅力になると思います。地の文もヒロインとの会話も面白く、どんどん読み進めたくなってしまいます。
ヒロインの双子も当然魅力的です!
我が道を行き人生を楽しむ代わり、一人でいることが多いユキ。
他人の期待に応えるような振る舞いをすることで、少し窮屈に感じながらも、友達の多いミキ。
対局にいる双子姉妹が、ひねくれ者の主人公と触れ合うことで変化し、それぞれの新しい道を見つけていく様に、惹かれるものがありました。
また、作中に散りばめられた…続きを読む