概要
貴方は幾らで買えるのかしら
王奉院詠奈。それが俺の好きな人の名前。
価値ある物はお金で買えると信じて疑わず、無価値な物は消えていいと豪語する彼女は、拝金主義なようて致命的な所が違う。彼女は欲しいと思った物に惜しまず金を投入し、絶対に手に入れようとする。それは友達のような関係性であっても例外じゃない。
五〇〇万で友達として買われてから、俺こと沙桐景夜の人生は一変した。初めての友達に舞い上がった。同じ学校に通えたらどんなに良いかと思い、日々それを夢想した。
中学を卒業した次の日、彼女は三億を両手に抱えて。
「景夜君を買わせてくださいな。私のモノとして」
価値ある物はお金で買えると信じて疑わず、無価値な物は消えていいと豪語する彼女は、拝金主義なようて致命的な所が違う。彼女は欲しいと思った物に惜しまず金を投入し、絶対に手に入れようとする。それは友達のような関係性であっても例外じゃない。
五〇〇万で友達として買われてから、俺こと沙桐景夜の人生は一変した。初めての友達に舞い上がった。同じ学校に通えたらどんなに良いかと思い、日々それを夢想した。
中学を卒業した次の日、彼女は三億を両手に抱えて。
「景夜君を買わせてくださいな。私のモノとして」
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!もっと人気になるべき
最近読んだカクヨムの小説の中で一番面白いと思いました。
タイトルの通り、3億で買うところを書く小説だと思ったのですが良い意味で裏切られました。
主人公目線で書かれている小説なのですが、ネット小説によくある回想シーンだから一から十まですべて話したがるようなこともなく、無理に第三者視点にまわって脈絡のない文章を書くわけでもなく、ずっと意味のわからない考察をするつまらない文章というわけではないので違和感なく読むことが出来ます。
文章の構成はどこか書籍として販売されている小説と似ておりとても読みやすいものだと感じました。また、言葉遣いや表現、言い回しがとても知的で面白く見ていて飽きないような作品とな…続きを読む