概要
「じゃあ、付き合ってよ」から始まる恋だって、きっとある。
世界には線がある。見えない線が。
でもその線は実は存在しなかったりもして、物語のマップを埋めていくように、新しい場所を歩いて、新しいものを見て、自分の中の世界の線が変化していくのは意外と面白かった。
尤も、そのための時間も、お金も、世界に対して足りないのだけれどと、僕はため息をつく。
世界には線が引かれている。
目には見えないけれど、そこには色んな理由があって。
それは決して悪いことばかりでもない。だから、住み分けみたいなものはきっと大事で、だからこそ自分もその枠からははみ出さないほうが良いのだろうと、そんなことを、私は思っていた。
同じクラスにいるけれど、隣同士の席だけれど、特に交わることのなかった二人がある出来事をきっかけに近づいて影響し合うような、高校生の1:1の青春恋愛ものです
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