世界の意思にさようなら　

現代東京×異世界の融合が斬新で、冒頭から一気に世界観へ引き込まれました。
トガショウたちの危機感や絶望感がリアルで、化け物との対峙シーンは特に手に汗握ります。
SFとファンタジーの絶妙なブレンドが光る、続きが気になる物語でした。

画像もあってイメージしやすく、物語としても、ゲームのシナリオとしてでても面白いなって思いました！

『世界の意思にさようなら』は、ラゲク先生が描くダークファンタジー×異能バトル×ポストアポカリプスの物語で、壮絶な世界観と緊張感あふれる展開が魅力の作品です！🔥✨

物語の舞台は2024年の世界。突如として発生した巨大樹から生まれる怪物「ゼノ」によって、人類は危機に瀕します🌳。 主人公のトガショウは、世界樹の脅威により避難生活を余儀なくされていましたが、ある事件をきっかけにマスク姿の女性と出会い、運命が大きく動き始めます💥。

ラゲク先生の筆致は、リアルな危機感と緊張感を巧みに描きながら、シリアスとユーモアのバランスを絶妙に保つスタイルで、読者を物語の世界へと引き込みます😱。

また、異能バト…続きを読む

第１章まで読了
世界を混乱に陥れた「巨大樹」により東京は廃墟となり、最低限の生活を送ることとなった人々
そんな絶望的な状況で、主人公は再生能力を得て、異界生物ゼノとの戦いに身を投じることとなる──というあらすじの本作品
魅力はと言えば、リアルな危機感、そして緊張感がまず挙げられるだろう
人が容易に死んでいく生々しい描写は、ゼノがそれだけ危険であり、存在そのものが絶望である事実を引き立てる
そして、再生能力を得たとは言え、それ以外は普通の人間である主人公の臆病さが、かえって作品のリアリティを増している
また、シリアスとユーモアのバランスも絶妙であり、「これ以上やるとくどい」というギリギリでシリ…続きを読む

一章まで読んでのレビューです。

崩壊した世界で有効打が無い中蹂躙される主人公達。

ご都合主義の能力も無く、ただ恐怖から逃げる。

読みやすい文章ですが、その様子が伝わって来て、緊張感がたまりません。

作り込まれた世界観とキャラクターで、どんどん物語に引き込まれて行きました。

バトルの描写も熱く、ジリジリした感じがたまりません。

今後の世界の謎や、主人公達が強化されるのかも見どころです。

現代ファンタジー好きにオススメです!

ウルトラマンとかデビルマンとか仮面ライダーとか子供向けヒーローを煮詰めてゆくと文明社会への様々な感情にゆきあたる。
ヒーローショウには一種のサスペンスやホラーの文法が根底にあるものだから当然なんだけど、それが表に浮かび上がってくれば来るほど、恐怖は増す。

大変よろしいと思います。

世界樹によって壊滅した東京を舞台に
ポストアポカリプス的な世界観から物語は始まります

しかし、ハイノメやミナといった仲間が増えていくにつれ
どんどん賑やかになります
対策課と合流する辺りから、一気に面白くなってきましたね

どのキャラクタも個性的で
一緒にするだけで楽しくなるような人物ばかりです

けど、決して油断はできません

凶悪なゼノたちの存在が、
エンタメとシリアスの境界線をピリっと引き締めており
緊張感を持続させてくれます

おかげで、物語の中にどっぷりのめり込んでおりました

ダーク過ぎず、かと言ってコメディ過ぎない塩梅が魅力の物語です。

現代日本でも起こりそうな事を独特のタッチで醸し出しているのがイイ！！