概要
えっ? 俺が顔真っ赤? じゃあ見せに行くね?
『力に溺れるな』と最後に言い残し、魔王は死んだ。
『東村忠之(ヒガシムラタダユキ)』が帰還したのは、異世界に召喚された日と同じだった。
異世界で一年過ごし、文明に飢えていた忠之は、早速スマホを開く。
すると画面に映ったのは、ちょうど一年前にレスバしていた相手からの『うはっw顔真っ赤w』と煽られているリプだった。
忠之は一年前のそのリプに対して
「いやー、流石に一年経つとどうでもいいな」
と冷静さを装い風呂に入るが、出てきた時には二つの意味でホッカホカだった。
「この煽り野郎をギャフンと言わせたい⋯⋯!」
そんな祈り(?)が通じたのか、頭の中に異世界で散々聞いた、スキルアップの声が響く。
『鑑定スキルが現代に合わせ、個人情報開示にスキルアップしました』
彼はスキ
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- ★★★ Excellent!!!軽快な残虐さ、語彙豊かな煽り、容赦の無いザマァ。 可愛そうな皆。
生物が攻撃性をもつのは何故か?
基本的に、それは生物とはひたすらに弱く、そんな自分を守るために、で、ある。
この主人公は、異世界帰りの超越的能力を持っているため、能力的にはチート水準にある。
でも……精神が、弱い、というか、普通っ!!
精神が並みなのに、交渉や心理操作はチートレベル!
即レスバも強い!
何故彼はこれほどのチート能力を持っていながらこんなにも矮小なのかっ!?
何故これほど人をコントロールできるのに彼本人の精神性は平凡なのか……。
それは、精神性と駆け引きはまったく別のパラメーターだからである!
心理的駆け引きや、他者を追い詰めるという行為は、〝能力〟であり、〝精神性〟〝人品…続きを読む - ★★★ Excellent!!!新しい「ざまぁ」のカタチ
ぬるいビールのような「ざまぁ」はもうたくさんだ!
そう思っているいる方、ご安心ください。きっちりキンッキン!に型に嵌めますよ!!
勇者帰還モノであり、ざまぁジャンルでもあるのに凄く新鮮に感じます。
それはタイトルの通り、異世界で得たスキルの斬新な使い方や主人公の性格に起因していると思います。
ともすれば叩かれそうな主人公の性格を著者様が上手く笑える感じにメリハリをつけているので、逆に憎めない主人公になっていて好感が持てます。
読み手にストレスを与えないラインでざまぁを敢行するのが上手ですし、ここ最近ではイチバンのお勧め作品だと思います!
迷っている方がいたら少し読めばすぐに面白さが伝…続きを読む