冷たい雪、命の大切さに気づかされます。

読後感、しばらく呆けてしまいました。
すごい、熱量のある心のこもった作品でした。

始まりは、シートベルトを外す音。車に乗っているのか。そこは雪の中。
車の中の男女の話から、どんどん物語は進んでいき、驚く展開が始まります。
記憶を失い、読者も主人公と同じ気持ちを抱え、何が起きているのだろうかと引き込まれていきます。
登場人物も癖があるけど、愉快な仲間との出会い。人間模様も描かれ、ラストに向けて、目が離せない。
一言では語れない。幸せとはなんなのか。
繋がりとはなんなのか、を考えさせられます。

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