大事なことを伝えるために。好きな人からそんな事言われてしまったら。

かつて私にも懐かしい高校時代がありました。

読み始めて気が付けば、教室の中に自分も溶け込んでいるかのようでした。

前の席の友達が椅子に座り、こちらを振りかえって笑いかけている。ドキドキするシチュエーション。


安居敦くんは、遠藤絵美ちゃんという美少女に強い関心を抱いていました。

敦くんのように一直線に、伝えたいことがあるから、と声をかけてくれる男の子ってなかなかいないと思います。

でも、そのアプローチの仕方がユニークで。

小説を読みながら、まるで哲学の勉強までしているような。

敦くんと絵美ちゃんを知っていくうちに、いつの間にか引き込まれていきました。

なかなかハードルの高い絵美ちゃんの心を敦くんはどうやってとかしていくのか。

微笑ましい二人の恋物語です。



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