たかが「1分」の重さ

「あなたの命を1分間だけ下さい」

読み始めたときはいったい、どういうことなのだろうとおもったこの言葉が、読み終えるときにはずうんと暖かな重さをともなって、胸に響いて参りました。

たかが「1分」
カップラーメンも食べられない「1分」300字前後しか喋れない「1分」心臓が60回から100回脈を打つだけの「1分」

でもそれはとてもたいせつな「1分」
だってひとは「1分」だって時間を巻き戻すことはできないのですから。

「1分」でもかけがえのない命の一部です。
だからこそ、その「1分」を、つかってみませんか。

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