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概要
僕がここにいたことは、どうか誰にも言わないで
現世と幽世の狭間をたゆたう、みなしごたちの小さな寺。阿螺村(くまらのむら)と呼ばれるそこには、餓鬼を祓う護法童子を志し修験の日々を送る、童たちの仲睦まじい営みがあった。
ある晩、寺の奥の院魔王殿が、謎の火災に見舞われる。
清応(きよお)はそこで、共に暮らす童のひとり、文月(ふづき)の姿を目撃する。
「僕がここにいたことは、どうか誰にも言わないで」
密かに想いを寄せていた文月を清応は問い詰めることもできず、二人は秘密を共有することになるのだが……。
室町、平安、紀元前。
時を越えて寄り添う子らが、心を乱す魔を討たんと、今羽ばたく。
これは、透明な翼を胸に育む少年たちの、時またぎ外法譚である。
※2017年執筆
ある晩、寺の奥の院魔王殿が、謎の火災に見舞われる。
清応(きよお)はそこで、共に暮らす童のひとり、文月(ふづき)の姿を目撃する。
「僕がここにいたことは、どうか誰にも言わないで」
密かに想いを寄せていた文月を清応は問い詰めることもできず、二人は秘密を共有することになるのだが……。
室町、平安、紀元前。
時を越えて寄り添う子らが、心を乱す魔を討たんと、今羽ばたく。
これは、透明な翼を胸に育む少年たちの、時またぎ外法譚である。
※2017年執筆
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