自分を貫く主人公が魅力の仙人譚

どこの世界でも、自分より位が上の相手にでも臆さずに自分を貫き、弱いものを助ける人物というのは好感がもてます。
主人公の櫻花がまさにそういう人物であるのは、タイトルにもあるように、呪いを受けたとしても謝らない、という行動からも明らかで、
しかも、位の低い地仙かと思いきや、元は天仙であり、天帝からも気にいられている、という人物でもあります。
展開も、白蛇の化身との美しい恋模様や迫り来る苦難を持ち前の優しさ明るさと運の良さで乗り越える痛快な物語でした。
BL要素は、櫻花の性格や言葉遣いから、女性だと思ってしまっても不自然ではなく、それと思って想像を逞しくしなければ、BL好きではない人でもあまり気にならずに読めるかとおもいます。

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