その優しさは余命十年をも覆す――

ひょんなことから黒竜に踏みつぶされそうになっていた白蛇を助けた主人公、櫻花。
彼はそのことで黒竜の怒りを買い、『余命十年』の呪いをかけられてしまいます。

もう冒頭の時点で『大丈夫なのか?』と、ちょい心配になりますが、我々の心配をよそに当の櫻花はけろっとしてます。
黒竜も黒竜で『謝ったら許してやる』って言うくらいですから、根は悪い奴ではないんですけど、櫻花が『謝りません』の一点張りで、結果、仲がこじれてしまいます( ̄∇ ̄;)

ただ、その頑固は優しさからくるものであって、単に間違ってる相手に屈しないというだけの話。
非常にまっすぐで好感の持てる櫻花に、助けた白蛇も化身となり、恩返しに来るほど。どれだけ優しいかがよく分かりますね(*´ω`*)

私自身、BL要素には疎い方ですが、肖月のまっすぐでひたむきな想いは、心動かされるものがあります。
もう半分以上読んでいるので、ボリュームもちょうどいいといった感じ♪
こういったジャンルに触れたことがないという方にも、初めて手に取るのにオススメの作品となっております。

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