獣残班

動物への変身能力を持つ人間『獣化種(じゅうかしゅ)』が存在する世界。
彼らは人間との共存の為、限られた職業に就きその生涯を終える事が定められていた。
その一つである、犯罪の取締りや人命救助などの特殊任務を遂行する『獣化種特務部隊』。
第十期訓練生である雛宵直樹(ひなよいなおき)、アキラ、瑞木翔(みずきしょう)、天音森ルナ(あまねもりるな)の四名は、十二個の正規部隊への配属を目前とした班決めで脱落確定の『第十三班』になってしまった。人間でもあり、動物でもあるちょっと特殊な四人の男女の共同生活が始まる。