ノスタルジーを感じる心地よさ

子猫のお話や、山で出会った不思議な子どものお話など、まだ出だし部分ですが何にこんな惹きつけられるのか…と思っていたのですが、やはりノスタルジーに浸れる心地よさという気がします。
里山と田園に囲まれた地方で幼少期を過ごした者としては、肌感覚で覚えているあの頃の空気感。仄暗い闇の中に何か潜んでいるのでは、と日々ハラハラドキドキしていた頃を追体験する楽しさを感じています。
横溝正史の映画の風景にもオドロオドロしさよりも、最近では泣きたくなるような懐かしさを感じるんですよね。大野雄二さんの曲が流れてくると。
やはり歳のせいかなぁ、と感じてしまいます。
さて、この先どんな追体験ができるのか、楽しみです。

その他のおすすめレビュー

幸田七之助さんの他のおすすめレビュー32