南極が舞台、古代人…笑いをくれるようなお話かな、
それとも専門用語がたくさん散りばめられた難しい雰囲気と、考古学的な要素のお話かな、と、
独特な設定とタイトルに惹かれて読ませていただきました。
専門用語はもちろん登場しますし、
馴染みのない世界ではありますけれど、
私の予測は、うれしい方へ、大外れ。
「ほのぼの」「友情」「お仕事」タグがぴったりな、
味わい深い作品でした。
短すぎず、長すぎず。
けれど、もっとこのふたりのこのあとを見てみたい、
こんなお話を書く方は、他にどんな物語を紡がれているのだろう。
読んでいる間の、作品から感じるもの、
読み終わってから、思うこと。
とてもすてきな、連作でした。
読みやすく表現して、公開してくださって、ありがとうございますと、
書き手さんに伝えたいです。
最新話まで読了しました!
とても寒い地域でのお話となるのですが、基本的に主人公兼語り手の性格が暖かいため、綿密な描写に思わず手を振り合わせる寒さにも耐えることができます!
また、私自身は本作品で描かれるものに対しての知識が皆無なので、身構えて読み始めたのですが、最初の服装の描写で一気に親近感が湧いてきました。
序盤からスタートダッシュを行う作品ではなく、主人公の性格に合ったゆったりとしたテンポで物語が進むため、話に置いていかれるような場面は少なくとも今は一切感じませんでした!
これから語られるであろう、物語の主軸となるエンドロップとの絡みを楽しみにしています!