最高のハピエン!!

主人公のケセドは因習により竜の供物として放置されます。
そこで出会ったのは不思議な髪色をした少女。
どうやら彼女も昔、供物として捧げられた人間でした。
相棒のアリシアヘビとともに、ケセドは生きるため、動き出すのですが……。

もうね……。
私、この作者さんの一人称が大好きなんですよ。

〝語り〟というのか……。主人公の内面を、ぐーっと掘り下げ、自分語りをさせるんですが、それがうまい!!

気づけばじっくり読み込んで、かつ、主人公の気持ちになっちゃうんですよね。

今回の主人公ケセド君。
彼も難しい生い立ちの上に、成育環境は複雑かつ最悪。

そんな中でも彼は大事な感情を失わずに生きている。したたかさも持ち、なにより大事な相棒(アリシアヘビのセラプト)がいる。

冒頭はかなり暗いですが……。
後半は最高、最上のハッピーエンド。

完結したいま、ぜひ読んでみてください!
※個人的には一気読みお勧め。

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