歪な世界の片隅にて

犯罪者を一律に死刑にするという、政治家も国民も考える事を放棄して、一番、楽な方へ進んだな、と思わされる世界を舞台にしているからか、繰り広げられる物語に、主人公たちの悲哀を感じられます。

大きな歪みがあるけど、自分たちの溜飲が下がるのだからいいだろうとばかりに支持される法が、直接的にも、間接的にも立ちはだかる展開は、珍しい物語です。

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