一見華やかで絢爛とした貴族社会の裏側と、切なくじれったい愛を描く物語

第一章、読了後のレビューになります。

あまりにも不遇なヒロイン、ゾフィーは貴族社会の闇の部分に支配されて身動きの取れない女性です。
そして難ありまくりな親を反面教師に育ったヒーロー、ラルフ。

一瞬よくあるヒストリカルな恋愛小説だろうと思われたそこのあなた。この作者様、とにかく貴族社会の裏側を描いており、そこが面白いのです。

二人の家族など、周囲の人間たちの思惑が複雑に絡み合い、群像劇と言ってもいいでしょう。
「こいつ、どうしようもない! ああ、こいつ、なんでこんなことしてくれちゃったんだ!」そう思わずにはいられません。

そしてもちろん皆さん期待の恋愛描写も素晴らしい、なんとか二人に幸せになってもらいたい! 切なくじれったい二人にヤキモキされっぱなしです。

では、私はこれから二章をじっくりと拝読させていただきたく。
おすすめの一作です。お見逃しなく。

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