この物語の魅力は、過激さではなく、切なさと焦れったさ。ああもどかしい!

タイトルや、冒頭のエピソードにはびっくりさせられますが、
この物語の魅力は、実は切なさと焦れったさにあると思います。

ヒロインたち(ゾフィーとアントニア)は、真っすぐな心の持ち主なのに、
貴族のお家事情のせいで、酷い苦境に追いつめられてしまいます。

希望の光が差し込んだように思っても、
反省や、後悔や、遠慮などが邪魔をして、なかなか救われない・・・

このもどかしさ、ハマると止まりません。お勧めします。

※私は「ドアマット」の言葉も知らなかった初心者ですが、
 この作品のおかげで、読書の楽しみ(世界)が広がりました。

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