陰謀渦巻く至高の宮廷群像劇

第58話まで拝読致しました。
主人公は、早世した兄に代わり皇太子となった、「欠陥品」と侮られる少女フェスタローゼ。本作は群像劇であり、彼女を中心に様々な人物の心理や思惑が交錯する重厚な物語です。まだ宮廷闘争や政治の部分も、丁寧に描かれており、歴史や宮廷ドラマが好きな方なら、この作品は非常に興味を惹かれると思います。

敵も味方も、まだ思惑や立場が分からないキャラクターたちも、それぞれ個性や信念があり、生身の人間としての魅力を感じます。
ストーリーの進行はゆっくりですが、その分突然兄を失ったフェスタローゼの葛藤、登場人物の関係性、世界観などが緻密に表現されていると感じました。

また応援コメントにも書かせて頂きましたが、異端審問の場面は法主の徹底した悪役ぶりもあって、手に汗握りつつ拝読いたしました。
フェスタローゼの運命は如何に……続きも楽しみにしております!

乱筆失礼いたしましたm(_ _)m

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