日常を侵食する良質ホラー

 最新話まで拝読しての感想です。
 まず、文章が丁寧で読みやすい!情景が容易に思い浮かぶので、読み手の恐怖が一層増幅されました。
 また、主人公朔馬の日常が少しずつ、しかし確かに侵食されていく展開が、じわじわとした不気味さと恐怖を感じさせます。こういった日常に迫るホラーが大好きなので、とても面白かったです。
そして恐怖が最高潮に高まったあとに、結希との軽快なやり取りが始まる─このふたりの会話が非常にテンポが良く、読んでいて楽しくなるものばかりです。
 また、個人的には三河弁が素敵だと思いました。初めて触れましたが、気安くて、柔らかい感じの印象を抱きます。

 乱文失礼いたしましたm(_ _)m 

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