中身はダンディ? っつーかカッコいいのは確か!!


『中身はダンディなオレなんだがな』(作中より抜粋)
 自国内での争いにて、騎士団副団長同士の一騎打ちで敗れた主人公ジェリド。(お互いに面識あり。のちに関係性が描かれる)
……ですが……なんと相手の美少女(24歳年下の17歳)の中に精神が入っちゃっうんですよ〜。
さらにうさぎの縫いぐるみへと精神吹っ飛ばされて、動けるもふもふ「ラヴィたん」として生活したり。
 また、身体の持ち主セシリアの精神とコンタクトが取れなくなり、中身は主人公のままセシリアとして、彼女を救うべく問題解決に乗り出したり。

 主人公は口が悪いから、可愛いものの中に居るのが、なんとも珍妙でおかしくって。
 そして男も惚れるような、清々しい漢気溢れる人物なんです! 
 また、少女たちとの心の触れ合いに父性はあってもエロはあらず。

 バトルシーンはスピードに溢れ、かつ理解しやすく書かれており、物凄く「上手い!!」
 コメディタッチでノリ良く読めるのですが、登場人物の心理や風景など丁寧に描写されていて、「いろんな人生を積み、いろんな小説を読んできた大人の作家が描いた作品」として、非常に深みを与えています。

作中内に沢山挿絵があるのも魅力のひとつ。
どれもこれも作品のシーンが具現化されており、色合いと表情が素敵なのです。

ぜひ皆さまもご一読あれ!!

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