第14話 途絶えた夢

入学してから半年経った頃、父親が喘息になり急に仕事を辞めた。一日中咳が止まらず、とても苦しそうだった。


母親はずっと専業主婦だったが、収入がなくなったため、パートに出るようになった。


短大の授業料も払えなくなり、奨学金を借りることになった。


元々、父親と一緒に仕事がしたくて目指した夢だったため、それが叶わないと思うとモチベーションが保てなかった。


しかし、指定校推薦だったことや高卒になってしまうことをためらって、通い続けた。

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