第7話 秒で終わったメガネデビュー

高学年の頃、遅すぎるであろう眼鏡屋に行ってついにメガネをゲットした。


実に単純な私はメガネを買えばみんなみたいに目が見えるようになる!席替えも楽しめる!と思っていたが、現実はそう甘くなかった。


見える方の目も弱視だったため、メガネをかけてもほとんど視力は出ず、更には瓶底並みの分厚いレンズになり絶句した。

(こんなもんかけるくらいなら今のままでええわ。)


結局ほとんど使わなかった。

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