第11話 親への怒り
私は高校生になって部活や授業で困りごとが増え、コンタクトを作る事になった。
親と初めての眼科へ行き、検査と診察を終えたら母親が呼ばれて目のことを聞かれた。
そこで初めて知ったのは小さい時にコンタクトをしていてそれをずっと続けていれば、視力がもっと出ていたはず‥との事だった。
私がレンズを入れる時に暴れて泣き叫ぶから可哀想だった。
更には外出先でレンズを紛失してから病院に受診しにいかなった事実を知った。
医師は呆れていた。私は放心状態だった。
生まれつきだから仕方ないとずっと思っていたのに、適切な治療を受けさせていなかったんだ。今更責めてもどうしようもない。堪えるしかなかった。
今思えばずっと学校の視力検査に引っかかっていたのに、眼鏡を作ったのは高学年。
コンタクトも高校生になってから。
なんでちゃんと向き合ってくれなかったの。
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