第12話 将来の夢
高校に入った頃は特に夢もなく、進路についても深く考えていなかった。
卒業が近づいてきて、いよいよ真剣に考えないといけなくなった時期がきた。
特に趣味やこれといった才能もない。むしろ障がいがあるのに自分は何になれるのか不安だった。
そんな中で、ふいにやりたい!と思いたったのが建築士だった。
私は昔からお父さんっ子で、父親はずっと大工をしていた。小さい頃は休日に現場によく連れて行ってもらっていた。
子どもの私は特に何もする事はないのだが、その時間がとても記憶に残っている。
普段無口な父親が一生懸命働いている姿がとてもかっこよく見えた。
自分が設計した家を父が建ててくれたら最高だなぁ。と思った。
ずっと団地住まいだったから、いつか実家を建てれたらいいなぁとかその時は漠然と思っていた。
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