私はコンタクトの処方のため、定期的に眼科に通っていた。

いつも通り診察を受けている途中、ついに打ち明けた。

「斜視が気になっているので、手術したいんですが」

医師はすんなりと手術できる病院を紹介してくれた。電車を乗り継いで片道一時間半かかる病院だったが、治したいのですぐに受診した。

先に、いろんな検査をして先生の診察を受けた。厳密に言えばあなたは斜視ではないです。

と言われてびっくりしたが、結局何の病気だったのかは忘れました（笑）

未熟児で産まれた事を話すと、両目とも失明しててもおかしくない。見えてるだけ奇跡だよ。当時の先生が必死に治療してくれたおかげだね。と言われて泣きそうになった。

斜視のコンプレックスが治ったら、また頑張って生きていこうと思えた。

すぐに手術の予定を入れてもらい、その日は帰宅した。

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