かなりリアルな切り口の物語です。そのファッション、お店選びは誰の為なのか、そして自分は誰の人生を生きているのかを考えさせられます。無責任な他人にあれこれ言われる筋合いなどないのです!堂々と自分の好きなスタイルを貫きましょう!!
お洒落の概念ってなんだろう。読了後に感じたのはそれでした。結婚、独身、お洒落。それぞれ違うものだけれど、似たような悩みを持っている。流行ものが似合うのなら乗ればいいし、自分に合う服を着ればいい。可愛いものも、地味なものも。すべて、自分が持つ個性なんだから。だけど、周りはごちゃごちゃ言う。それに耐え忍んでいる方に、是非オススメしたい作品だと思いました。スッキリした気分になれます。あと、反撃の参考にもなるかもしれません。
登場人物たちの経験してきたことが生々しくイメージできます。すごく迫力がありました。読み進めていくと、読み手である私自身の経験もぶわあーっと喚起されて、しんどいけれど癒されるような、勇気づけられるような、不思議な感じがありました。
服装だとか、外見だとか。もちろん場によって弁えなければならないことはあれど、そうではないところで他人にぐだぐだ言われる謂れなどないのである。まさに「うるせぇ、好きにさせろ」である。個性だなんだと叫ぶくせに、十把一絡げに押し込めようとするなど笑える話だ。この作品の彼女たちは自分を貫き、流行に流されることもなく(思えば流行って流されて行くと書くんですね)、自分らしくある。分かるよ。とてもよく分かる。おそらくこれは多くの女性に刺さる。他人のためではなく、自分のために。自分に自信を持って進む。それでいいと思うのです。ぜひご一読ください。
化粧だのなんだのうるせぇぇぇ!!!自分らしく生きれれば、人間それでいいんだよ!というアラサー女子の心の叫びを濃縮した今作。というかぶっちゃけ、そういう生き方をしたほうが人間楽です。他人の目線なんて気にする必要はありません。自分らしく生きればいいんです。皆さん、自分に自身を持ちましょう。この作品を見て、今一度自分自身について振り返ってみてはどうでしょうか?
友達と会う、一緒に服を買うという普通の話を書いていますが、心理描写が秀逸で「なるほど」と思わされてしまいます。書き手の方の参考にもなる傑作になる予感がします。
自分の好きな服は?可愛い系、モード系、流行りのもの。色々とあるけれど、選べる時代になった。多様性が認められる時代に。服装から語られた話は、主人公 琴子の考えや、琴子から見た現代の日本についても語られる。その内容は同姓の私からしたら頷くものばかり。分かる、分かるよ!!と思いながらも読ませて頂きました。とても共感する物語です。そして、女性だけではなく、是非 男性にも読んで欲しいです。
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