概要
人心透視の異能を封じられていた少女が自分を取り戻すお話です。
皇都の外れの屋敷に暮らす十五歳の娘、紫苑。父・東克は彼女を溺愛するが故に、書画や色々な簪を与えて屋敷内に囲っていた。自由な外出はできず、彼女に許されたのは専ら侍女たちが市場に買い出しに行くのに同行することだけだった。好奇心旺盛な彼女は目を盗んでは市場を駆け回り、父からよく釘を刺されていた。
ある日、紫苑は父から珍重な翡翠の腕輪を与えられるが、身に着けるうち何故か人が変わったように内向的になってしまった。そんな時、屋敷に父と酷似した容姿の女性・碧映が乱入し、紫苑に腕輪に関する秘密を告げた。紫苑が問いただすと、父は元々、人心透視の能力を持つ鄭家の宗主との事実を明かした。だが父が簪や腕輪の石を用いて紫苑の能力を封じようとしたと知り、紫苑は不信感を抱く。そこで本来の能力を取り戻し自由になるために
ある日、紫苑は父から珍重な翡翠の腕輪を与えられるが、身に着けるうち何故か人が変わったように内向的になってしまった。そんな時、屋敷に父と酷似した容姿の女性・碧映が乱入し、紫苑に腕輪に関する秘密を告げた。紫苑が問いただすと、父は元々、人心透視の能力を持つ鄭家の宗主との事実を明かした。だが父が簪や腕輪の石を用いて紫苑の能力を封じようとしたと知り、紫苑は不信感を抱く。そこで本来の能力を取り戻し自由になるために
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