漢王、黥布・彭越・韓信の三將を張良に教わる
この時、呂后の兄の
諸侯はみな漢にそむき、また楚に
さて
「吾れは關(関)より以東をすてようとおもう。等しくこれを棄てるならば(棄てるに等しいのならば)、誰が功を共にすべきものであるか?」
張良は進みて申しました。
「
そして漢王の將ではひとり
さて、時間は遡ります。
齊王・田榮が楚にそむき、項羽がゆきて齊を擊ったとき、兵を九江に
漢が楚に
項王はまさに北に齊、趙をうれい、西は漢をわずらい、ともにするところのものは、ひとり九江王だけでした。また布の材を多とし(重んじ)、黥布を親しくもちいたいとのぞんで、そのためにいまだ黥布を擊ちませんでした。
漢王は下邑より
左右のものにいっておっしゃいました。
「彼等(左右のものたち)のごときものは、ともに天下の事を計るに足ることがない!」
「陛下のおっしゃるところがつまびらかでございません(はっきりわかりません)。」
漢王はおっしゃいました。
「だれかよく我がために淮南(九江)に使いして、これをして兵を発して楚にそむき、項羽を齊に留めることが数月なれば、我の天下を取ることは百をもって
隨何は申しました。
「臣はこれに使いせんことを請います!」
そこで隨何は二十人とともに淮南に使いすることになりました。
漢・大風の歌【改訂版】 ろな @rona736
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。漢・大風の歌【改訂版】の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます