蹄の跡

 馬に乗って未開の地を旅すると、必然的に蹄の跡が残る。婚活という名の荒野を進み続ける二人組だが(正確には一人とその付き添いだが)、出だしから暴風雨だの雹(ひょう)だのの連続だ。

 そんな苦難を刻みつけた道のりを、読者は第三者というある意味特権的な立場で追っていくことができる。

 詳細本作。

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