別荘で避暑。その時点で……

その時点で、何かが襲って来る。ホラーやミステリファンなら、誰しもがそう思います。
思いますが、抗いがたい何かが、ページをめくらせる。
そういう作品です。

……現時点で、まだ結末に至っていませんので、そういう意味ではネタバレはしませんが(できませんが)、ひたひたと、迫りくる何かの恐怖が怖い。凄まじい。
主人公は現時点で生きていますが、生き延びているということは、それまでの過程で「恐怖」を感じているということ。
つまり、見ている読者にも、その「恐怖」が怖い。凄まじい。

もうすぐ結末に至るこの物語。
ぜひ、その「恐怖」を、まだ結末に至ってないからこそ、「分からない」という状態の、生の「恐怖」を味わってください。

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