主人公・瑞希がある食事会に参加した。
そこで、別荘のサブスクリプションサービスを提供するイベント企画会社『優遊舎』の代表取締役・武山と出会う。
会話を交わす内に、ある誘いを受ける。
高級な別荘で避暑。
とても魅力的な響きに、瑞希は頷いてしまった。
うまい話には裏がある。
よくある事だと思いますが、まさか自分が、なんて考える方もいるのではないでしょうか?
建物はとても素敵でも、その土地や歴史、さらにはその場所で何かがあったなんて、詳しく調べる方は稀かもしれません。
この作品の舞台は、光と影がはっきりとしている場所と言っても過言ではありません。
そして、常に付きまとう『御面様の呪い』という言葉。
これはいったい何を意味するのか。
何も知らなかったとはいえ、瑞希さんも巻き込まれていきます。
果たして、この呪いから逃れる事はできるのでしょうか?
呪いというキーワードが出てくるだけあって、ホラー要素満載です。
夜に読めば怖さ倍増。
苦手な方は日中読む事をおすすめします。
けれど、呪いとは別の怖さも潜んでいます。
その謎が気になり、先を読み進めてしまう、魅力のある作品でもあります。
だからこそ、タイトルに込めた作者様の想いが、必要な誰かに届けばいいと願わずにはいられませんでした。
この謎を解き明かしたい方は、是非お読み下さい。
最後まで読んだ時、あなたは何を思うのでしょうか?
ついに、ついに、この小説が完結まで来ました。ということで、書きたくて書きたくて、でも完結祝いに書きたいなぁと思ったレビューを書くボタン、やっと解禁です!
まずは、もうね、毎日これを読むたびにもう恐怖が襲ってきます。ホラーに読みなれている僕でも、たまにしか味わえない恐怖を味わわせてもらいました。本当に、プロ作家として名を世の中に刻んでいる、ほんのわずかな作家さんの作品でしか味わえない恐怖ですよ。
もう、読んだら眠れません。いや、御面様は、絶対に眠らせてくれません。
そんな、ものすごいグロテスクなところがあって、ゾクゾクする緊迫感に、登場人物の個性に、様々なところにこの和響さんの持ち味が出てるんですけど、最終章では少し温かいところも出てきます。いや、怖さ95%ですけどね。
その温かいところっていうのが、平和への祈りでも有名な和響さんらしさ。
また、犯人捜しのミステリーもあります。僕は、ミステリー好きなんですけど、でも犯人を本気で考えることが無い、というよりは僕の脳みそでは考えられないわけです。でも、ここではちょっと考えてみたり……。
それも、伝書猫などで有名なミステリー作家でもある和響さんらしさであります。
取り合えず、ミステリーに温かい描写に、色々あるんですけど、やはり、読むと御面様は恐怖という祟りで、一晩中、眠らせてはくれません。
その時点で、何かが襲って来る。ホラーやミステリファンなら、誰しもがそう思います。
思いますが、抗いがたい何かが、ページをめくらせる。
そういう作品です。
……現時点で、まだ結末に至っていませんので、そういう意味ではネタバレはしませんが(できませんが)、ひたひたと、迫りくる何かの恐怖が怖い。凄まじい。
主人公は現時点で生きていますが、生き延びているということは、それまでの過程で「恐怖」を感じているということ。
つまり、見ている読者にも、その「恐怖」が怖い。凄まじい。
もうすぐ結末に至るこの物語。
ぜひ、その「恐怖」を、まだ結末に至ってないからこそ、「分からない」という状態の、生の「恐怖」を味わってください。
引き込まれるホラーとミステリアスなお話。
まさに本格ホラーミステリー!
次第に高まる恐怖とナゾ!
怪談話アリ、ホラーな嵐の夜あり、謎めいた学者に、一癖二癖ある登場人物、脱出できない孤立した場所・・・・。
事件が事件を呼ぶ?
これでもかと詰め込まれた恐怖に、君は耐えられるだろうか?
さあ、みなさま、ホラーなミステリーの迷宮へ、そして、その無明の中へ、闇の中へと、分け入ってみましょう!
コメントで、推理を披露してみてください!
きっと作者がレスしてくれます。
是非、このミステリーに挑戦してみてください!
読むなら、今でしょ!!