触らぬ神に祟りなし。けれど、知らぬ間に関わってしまったら……?

主人公・瑞希がある食事会に参加した。
そこで、別荘のサブスクリプションサービスを提供するイベント企画会社『優遊舎』の代表取締役・武山と出会う。
会話を交わす内に、ある誘いを受ける。
高級な別荘で避暑。
とても魅力的な響きに、瑞希は頷いてしまった。

うまい話には裏がある。
よくある事だと思いますが、まさか自分が、なんて考える方もいるのではないでしょうか?
建物はとても素敵でも、その土地や歴史、さらにはその場所で何かがあったなんて、詳しく調べる方は稀かもしれません。
この作品の舞台は、光と影がはっきりとしている場所と言っても過言ではありません。

そして、常に付きまとう『御面様の呪い』という言葉。
これはいったい何を意味するのか。
何も知らなかったとはいえ、瑞希さんも巻き込まれていきます。
果たして、この呪いから逃れる事はできるのでしょうか?

呪いというキーワードが出てくるだけあって、ホラー要素満載です。
夜に読めば怖さ倍増。
苦手な方は日中読む事をおすすめします。

けれど、呪いとは別の怖さも潜んでいます。
その謎が気になり、先を読み進めてしまう、魅力のある作品でもあります。
だからこそ、タイトルに込めた作者様の想いが、必要な誰かに届けばいいと願わずにはいられませんでした。
この謎を解き明かしたい方は、是非お読み下さい。
最後まで読んだ時、あなたは何を思うのでしょうか?

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