概要
米や茶を商い旅をする。災害に立ち向かう。そして惚れた少女の成長を待つ
東アジア風・歴史ファンタジー日常系。
商会で働く青年オウリが旅先で出会った少女カナシャ。
あどけない彼女に絆されたオウリと、その溺愛に応えたいカナシャの行く道は。
太陽の島の五つの部族。
西の大陸の大国。
そして海の民。
揺れ動く世界に生きるため、島の精霊の声を聞くカナシャと共に、「商い」を武器に生きていく。
商人オウリ奮闘記!
東アジアといっても、中華な後宮ではありません。
十二単も陰陽師も出てきません。
粗末な麻をまとった庶民達が、働いて食べて笑って。災害に立ち向かい、争う。
そんな、生活する物語です。
大陸の東に浮かぶ、太陽が照りつけ雨が降る暑い島。
その自然や食べ物、陽射しと木陰、そんなものを感じていただけたら嬉しいです。
商会で働く青年オウリが旅先で出会った少女カナシャ。
あどけない彼女に絆されたオウリと、その溺愛に応えたいカナシャの行く道は。
太陽の島の五つの部族。
西の大陸の大国。
そして海の民。
揺れ動く世界に生きるため、島の精霊の声を聞くカナシャと共に、「商い」を武器に生きていく。
商人オウリ奮闘記!
東アジアといっても、中華な後宮ではありません。
十二単も陰陽師も出てきません。
粗末な麻をまとった庶民達が、働いて食べて笑って。災害に立ち向かい、争う。
そんな、生活する物語です。
大陸の東に浮かぶ、太陽が照りつけ雨が降る暑い島。
その自然や食べ物、陽射しと木陰、そんなものを感じていただけたら嬉しいです。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!確かな人々の営みと、根付いた文化。
東アジア風のファンタジー作品です。
この世界には『ホダシ』という設定があり、運命の番がいる者がいます。
根無し草のような商人オウリが、『ホダシ』であるカナシャと出逢った時。二人の人生が絡み合い始めます。彼らが互いに強く惹かれ合いながらも、様々な困難を乗り越えていく物語です。
なんといっても素晴らしいのは、描写される風景や衣服に関する単語などが、自然と世界観を創り出していること。人々の生活を通して、その土地ごとの文化を感じることができ、自分が見ているのは彼らの人生の一部なのだと思わせられます。これまでも当然ながらこの世界で人々は生きていて、これからもそれは確実に続いていく。それを疑わせない。…続きを読む - ★★★ Excellent!!!異国の文化と生活を感じる。そして運命の出会いをした二人が尊い!
文章を読んで異国を旅する感覚になれる作品が好きです。
その世界の文化、様式、生活、風俗、そんなものを肌で感じるような作品が好きです。
はい。この作品はまず、そんな私の好みに完全合致です。
私がちょくちょく熱を上げてる、異国情緒豊かな小説。まずその部分でパーフェクト。
東アジアを舞台にした物語は、文章の隅々から色彩が、香りが、物音が、息遣いが、確かにそこに人々が生活しているという証左が感じられます。
生きた世界を感じます。
そのうえで、主役の二人。
「ホダシ」と呼ばれる、分かりやすく言えば出会った瞬間ビビッときちゃう運命の人のようなものなのですが。
この二人が、とにかくよい!
運命の出会い…続きを読む