人類の一番の敵であり味方は便意!?

最初タイトルを見てから、絶対読もう。と決意させるくらいにはインパクト大なタイトル。
そして、そのタイトルを軽々と超えていく、本編。
肛門括約筋がこんなにも重要なファンタジーノベルがあるのだろうか?と、毎話毎話大笑いしつつ主人公の我慢を見守りました。

正直、人間生活送っていたら、このスキルの辛さは身にしみてわかりますし、たしかに腹痛の時腹痛以外は敵ではなくなる感覚わかります。

また、主人公だけが人間の尊厳を守るための我慢かと思ったが、登場人物一度は尊厳を失うという。いやむしろ尊厳があったのだろうか……
ヒロインもいい意味でも悪い意味でもちょろなヒロインで、こんな悪臭も尊厳破壊も蔓延る状況でも主人公を好きで居られる心の強さに感動しました。
最後の最後まで、下剤と便意と尊厳破壊で貫き通して面白かったです。

好き嫌いはわかれそうだけど、それを上回る軽快な文章がこの小説の良さを存分に引き出してると思います。
本当に面白かったです!最高でした!

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