概要
呪いの鬼ごっこが、今始まる……
群馬県の山中で起こった惨殺事件。それから六十年の時が経ち、夏休みを楽しもうと、山にあるログハウスへと泊まりに来た六人の大学生たち。一方、爽やかな自然に場違いなヤクザの三人組も、死体を埋める仕事のため、同所へ訪れていた。大学生が謎の老人と遭遇したことで事態は一変し、不可解な死の連鎖が起こっていく。生死を賭けた呪いの鬼ごっこが、今始まった……。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!助けたくとも触れてはならぬ
触れるというのは一番身近なコミュニケーションである。
信頼する故に、信頼される故に、触れあい、心を許す者が行える行為。
では、触れることが呪いならばどうなるやら。
昨今の新型感染症にて人と人との接触が問題になる中、ある意味ではこれもまた呪いの一種なのかもしれない。
ただこの呪いは医学で治せるのに対して、この作品の呪いに治療法はないときた。
触れれば終わり、触れられたら終わり。
誰が呪いを持っているのか、いつ殺しに来るのか、見えないし分からない。
必然と陥るのが疑心暗鬼。連鎖するのは仲違いに自暴自棄。
かといって殺されたら終わり、で済まないのが、この作品の恐ろしいところ。
何故、終わらないのか…続きを読む