処刑寸前の悪役令嬢に憑依した私はSNSを駆使して生き延びる

『あの公爵令嬢は悪魔だ』『サーカスの裏のドブネズミ』『守銭奴令嬢には早く死んでほしいね』

カノン・ラトゥールは公爵令嬢にして、これまでの悪名に加えて脚本の盗作を行ったとして、国民による裁判を言い渡される。

原告は幼馴染の侯爵令嬢、セロ。彼女による告発はSNSによって瞬く間に広がり、国民の知る事になる。そう、この世界にはSNSが存在した——

「え、裁判？　死刑！？」

ところがカノンには別の人格が憑依していた。当人不在で期限は1週間。国民を納得させられなければ死刑。

カノンを良く知る芸術人達、メイドや護衛に助けられながら、暴力や魔法が飛び交う世界を駆け回っていく。ミステリアスな少女。命を狙う過激派の存在や刺客、迫り来るタイムリミット、裏切り……そしてセロの思惑とカノンの真実とは。


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