特筆すべきは独特の文体ではなく、その躍動感あふれる物語

 他の読者さんにもあるように、味のある独特な文体。最初はちょっと戸惑うかもです。
 しかし、それを押して読み進めると、ぶわっと広がり出す戦国絵巻。
 真田幸村(源次郎)と十勇士の話となるのでしょうが、話の主軸は由利鎌之助と望月六郎です。この二人のやり取りが、じれったかったり、もやもやと悔しかったり。脇を取り巻く人もみな魅力的で、躍動感溢れる物語にぐっと引き込まれます。

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