逆臣の子から忠臣へ


読ませていただきました!

昔春秋戦国時代大好きでガッツリハマった時期がありまして…ただほぼ忘れておりましたので、郤氏、晏氏が活躍する前あたりだったかな?とふわふわした感じで読み始めてしまいました。
迂闊でしたね、作者様の情報収集等が読んでみてとれました。歴史書逸話とかあるならまだしも、大抵一文とかしかいない事あるから…

これは春秋戦国時代大好き人間たちに進めたいです…!なんだか普通の歴史の単行本見た気分になるくらいめっちゃ重厚な物語。
私はまったり読ませていただきました。

作者様の注釈などもあり、この時代をわからない方もすんなり入れるのではないでしょうか?!

舞台は晋、郤缺という逆臣の子としてのレッテルを張られながらも士会たちのように決して亡命せず、六代に渡って晋公に仕えた男が主人公。

個人的にグッと来たのが、彼が正卿となった時。
主人公もまた涙してましたが、これで本当に許された感じがして…

是非読んで欲しい逸品です。



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