僕はこちらの物語を拝読させて頂き、夜空を見上げたくなった。
僕らは毎日昼と夜を経験し、太陽と無限の星々の狭間で生を得ている。
夜空を見上げれば美しく輝く星々が、広大な空間を超えた煌きを放ち、
それは途方もない過去からのメッセージでもある。
僕らが心奪われる美しさは、そんな時を超えている。
だから、星に願いを、という言葉を聞いた時、
実は過去に祈りを捧げているのではないかと、僕は感じる事がある。
だから、時間を超えて、
届けたかった想いを大切な人へ、
そんな祈りを、星に願いを込めて伝える、僕はそう思う。
夜空の美しさを知る人々に、
僕はこちらの物語を、そっとお勧めしたいと思います。
どうか皆様、宜しくお願い致します( ;∀;)
子供たちに星空教室をひらいてくれる「西先生」。
星の魅力を伝えることに情熱を燃やし、子供達からも愛されながら、彼は忙しく動き回る。
しかし西先生には、みなに知られていない大変な秘密が……。
天体観測のシーンは細かく丁寧に描写されていて、作者様の知識の深さや星空の神秘が感じられます。
先生と子供たちのやり取りも心が温まります。でも、先生の様子に少し不安がよぎりドキドキ。
そして訪れるラストには……。
とても切ないですが、西先生の姿に社会との関わりや、命の尊さを考えさせられます。
作者様のおっしゃられていた、「淡々としたクライマックス」という言葉がぴったりきて、読み終わったときには震えてしまいました!
このお話にジーンとくること間違いなし。
皆様にお勧めします!