【30万PV越え感謝!】そこまで言うなら、やめさせてもらいます。 木山楽斗
聖女であるルルメアは、王国に辟易としていた。
国王も王子達も、部下を道具としか思っておらず、自国を発展させるために苛烈な業務を強いてくる王国に、彼女は疲れ果てていたのだ。
ある時、ルルメアは自身の直接の上司である第三王子に抗議することにした。
しかし、王子から返って来たのは、「嫌ならやめてもらっていい。君の代わりはいくらでもいる」という返答だけだ。
その言葉を聞いた時、ルルメアの中で何かの糸が切れた。
「それなら、やめさせてもらいます」それだけいって、彼女は王城を後にしたのだ。
その後、ルルメアは王国を出て行くことにした。これ以上、この悪辣な国にいても無駄だと思ったからだ。
こうして、ルルメアは隣国に移るのだった。
ルルメアが隣国に移ってからしばらくして、彼女の元にある知らせが届いた。
それは、彼の王国が自分がいなくなったことで、大変なことになっているという知らせである。
しかし、そんな知らせを受けても、彼女の心は動かなかった。自分には、関係がない。ルルメアは、そう結論付けるのだった。
※この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「アルファポリス」にも掲載しています。…続きを読む
目次
連載中 全106話
更新
- 1.そこまで言うなら
- 2.彼女がいなくなって(モブ視点)
- 3.偶然の出会い
- 4.意外な提案
- 5.誘いの理由
- 6.せっかくだから
- 7.去る者達(モブ視点)
- 8.あの場所に来た理由
- 9.馬車に揺られながら
- 10.呪縛からの開放(モブ視点)
- 11.無駄遣いは
- 12.ありがたい提案
- 13.第三王子の判断(モブ視点)
- 14.賑わう町
- 15.二人の父
- 16.聞いておきたいこと
- 17.故郷の状況
- 18.素直な気持ち
- 19.止まらぬ崩壊(モブ視点)
- 20.一つわかること
- 21.次の職業は
- 22.別れの時
- 23.道案内は
- 24.これから住む場所
- 25.新しい生活へ
- 26.終わりと始まり(モブ視点)
- 27.違う場所で
- 28.当てにならない地図
- 29.年齢よりも
- 30.少し抜けた姉
- 31.顔を見れば
- 32.形式的な面接
- 33.新しい人生(モブ視点)
- 34.新しい仕事
- 35.過去のことは
- 36.人気の理由
- 37.疑いの目(モブ視点)
- 38.名前も知らない人
- 39.腹の探り合い
- 40.直球な質問
- 41.不安なこれから
- 42.朝の来客
- 43.手札の使い方
- 44.早かった再会
- 45.各々の考え(モブ視点)
- 46.待ち構える者達
- 47.真っ直ぐな人
- 48.心配性な彼
- 49.気にしない彼
- 50.つけてくる者
- 51.薄暗い中で
- 52.狂気の刃
- 53.仮面の裏に
- 54.蘇った男
- 55.未知への恐怖
- 56.密かな対策
- 57.操りし者
- 58.ぶつかり合う魔法
- 59.大切な実験体
- 60.迫りくる危険
- 61.重要な役割
- 62.必要な挨拶
- 63.警戒される騎士
- 64.打ち明けるべきこと
- 65.得られた納得
- 66.新しい護衛
- 67.聖女の過去
- 68.辛かった過去
- 69.騎士の過去
- 70.決して諦めず
- 71.追いかけてくる者
- 72.戦う覚悟
- 73.対策された攻撃
- 74.違和感のある人選
- 75.燃やせないなら
- 76.現れない首謀者
- 77.爆発する肉体
- 78.弄ばれる命
- 79.悔しい安心
- 80.増援の騎士団
- 81.当初の目的
- 82.同僚の正体
- 83.彼女の目的
- 84.浅い関り
- 85.落ち着かない日々
- 86.つけてくる者(モブ視点)
- 87.訪ねて来る者
- 88.侮れない情報網
- 89.騎士団の落ち度
- 90.事情の説明
- 91.騎士団としては
- 92.危険があっても
- 93.変わらない様子
- 94.強かったなら
- 95.同じ印象
- 96.驚くべき訪問者達
- 97.謝るべきは
- 98.かつての彼女は
- 99.見えない目的
- 100.数々の可能性
- 101.それぞれの役割
- 102.調査の中で(モブ視点)
- 103.詮索するなら(モブ視点)
- 104.得られた情報
- 105.接触された事実
- 106.当然の戦い
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